市川市   市川・香取市長選あす投開票

市川市   市川・香取市長選あす投開票

◆3人の激戦

再選挙となった市川市長選は22日、投開票される。届け出順にいずれも無所属新人で、元県議の坂下茂樹氏(43)、元衆院議員の村越祐民氏(44)=立民、民進、共産、自由、社民推薦、元衆院議員の田中甲氏(61)の3人が立候補。待機児童や行財政改革、交通渋滞解消などをめぐり舌戦を繰り広げている。

坂下氏は「待機児童の解消は急務。多様なニーズに応えられる保育施設整備に挑む」と主張。村越氏は「待機児童をゼロにする。保護者の生活動線上に質の高い保育施設を整備する」と強調する。田中氏は「子育て環境の改善。駅前保育ステーション整備などによって待機児童ゼロ」を目指す。

各候補がいずれも公約の上位に掲げる待機児童問題は、昨年4月1日で576人を数える全国ワースト4位と、慢性的な市政課題。今年4月1日現在も385人と多少は改善したが、利用希望者の増加に施設整備が追いつかない状況が続く。建設適地や保育士の確保などは難題で、政策実行力が問われそうだ。

選挙戦をめぐっては、自民党市川市支部は坂下氏推薦を決定したが、同党の一部市議は田中氏支援に回った。昨年11月の前回選挙に立候補した元県議の小泉文人氏は出馬を断念し、田中氏を支援。元市議の高橋亮平氏も断念し、坂下氏支援の姿勢を打ち出している。

前回市長選で坂下氏を推薦した自民県連は、市議団内の対立により今回は自主投票を余儀なくされた。公明党市議団は坂下氏支持を決定し、事実上分裂した保守票を2陣営が奪い合う激しい選挙戦が展開されている。一方、村越氏は野党統一候補として支援態勢を整え、野党の国会議員らが応援に駆けつけている。国政の混乱を受けた「政権批判票」の取り込みに期待をかける。

投票は市内78カ所で22日午前7時から午後8時まで行われる。開票は午後9時15分から国府台市民体育館で行われる。14日現在の選挙人名簿登録者数は40万809人。

昨年11月に行われた前回市長選では5人が立候補。いずれも法定得票数(有効投票総数の4分の1)に達せず、再選挙となった。22日に新市長が決まり、約4カ月の市長不在にようやく終止符が打たれる。

◆現新譲らず

任期満了に伴う香取市長選は22日に投票が行われ、即日開票される。立候補しているのは届け出順に、いずれも無所属で、新人で元市議の伊藤友則氏(45)=自民推薦=と、現職で4選を目指す宇井成一氏(58)。地域医療や人口減少などの課題を争点に、激しい論戦を展開している。

伊藤氏は大型公共施設の建設計画見直しや、県立佐原病院の機能充実、小学校の統廃合ストップなどを訴え、市政の刷新を強調している。宇井氏は同病院の医師増員などの医療政策をはじめ、老朽化した城山第2浄水場の更新や継続中の橘ふれあい公園整備などの完遂を主張する。

開票は午後9時20分から、同市佐原イの市民体育館で行われる。市長選の大勢判明は同11時ごろの見込み。14日現在の選挙人名簿登録者数は6万7240人。

新人の佐藤剛氏(61)と元職の奥村雅昭氏(65)=いずれも無所属、届け出順=が立候補している市議補選(欠員1)も同時に投開票が行われる。

 

本日、市川市広尾自宅より依頼を受け、お伺い、車椅子にて

市川市菅野東京歯科大学市川総合病院に通院治療をされ戻りました。